バーミキュラのオーブンポット、買っちゃいました。
使ってみて思うデメリットとしては、
- 普通の鍋と比べると重たい
- ガラス質なので取り扱いに多少気を使う
- お手入れの手間はそこそこ
というものがあります。
けれど、それを超える
- 無水調理の手軽さと美味しさ!
で、大満足の品でした。
実際に使用した感想
普通の鍋と比べるとだいぶ重たい
カレーやシチューならたっぷり4人分作れる、
定番サイズのバーミキュラです。
寸法(内径):22cm
満水容量:3.5リットル
重さ:4.2kg
このサイズ感の普通の鍋と比べると、4.2kgということでなかなかのずっしり感です。
満杯近くまでカレーなんか作っちゃった日には、運ぶのを諦めます。
ガラス質なので多少気を使う
本体が重たいのでそうそう振り回すように使うことはできませんが、ガラス質のホーロー製なのでぶつけたりしないように多少気を使います。
ホーローはガラス質で繊細です。フタを閉める際に強い衝撃を与えると、フチの部分のホーローが欠けやすいので、フタの両側の取っ手を持ち、ゆっくりと閉めてください。
取扱説明書より
とのことで、蓋の開け閉めもそーっと行います。
調理時も、ステンレスなどの金属製の調理器具はNG。
ホーローはガラス質でできています。強い衝撃を与えたり、ステンレスなどの金属製の調理器具を使用したりすると、ホーローを傷める原因になりますので、必ずホーローにキズをつけない木べらや耐熱性プラスチック樹脂系の調理器具をご使用ください。
バーミキュラ公式サイトより
ちなみに、わが家では調理の際は無印良品のシリコーン調理スプーンを愛用。
鍋に残ったソースなんかもゴムべらっぽくぐいっと綺麗にすくえるのでとても重宝しています。
調理後のお手入れの手間はそこそこ
おそらくバーミキュラのオーブンポットの一番大きな特徴。
それがこの蓋と本体の合さるフチの黒い部分!
こいつがなかなか、気を使います。
フタと本体の合わさるフチの黒い部分は、密閉性を高めるためホーローがかかっていません。
取扱説明書より
洗った後はサビないように、すぐに水気を拭き取ってください。
※フチの黒い部分に薄く食用油を塗っていただくと、よりサビにくくなります。
お店の人にも色々説明を聞きましたが、
- お味噌汁など塩分の強いものを入れっぱなしにしない(冷蔵庫にしまうでもNG)
- 濡れっぱなしで放置はNG。
ということだそうです。
なので、普段普通のお鍋でやっていた
- たくさん料理を作って鍋ごと保存しておく
- 流しに下げて水につけておいて後で洗う
といったことができません。
わが家では、
- 残り物はすぐに別の保存容器に移す。
- すぐに洗う。すぐに洗えない場合は、せめてフチの黒い部分の水分を拭き取っておく。
- 洗ったら放置せずすぐに布巾で水分を拭き取る。
- フチの黒い部分に食用油を塗り込む。
ということを徹底しております。
これ、正直なかなか手間がかかります。
わが家は食洗機があり、お皿洗いは夫と私の二人体制で行なっているので
- 普通のお皿は食洗機へ入れる
- 食洗機で洗えないものを夫が洗う、私が布巾で拭き取る・バーミキュラの食用油を塗り込む
ということができているから普通にこなせているかなと感じております。
もし、
- 食洗機がない
- お皿洗いを手伝ってくれる家族がいない
場合だったら、ズボラな自分はなかなか日常遣いはできなかったかなーと。正直思います。
美味しさの感想 無水調理がすごい! 砂糖なしでも野菜が甘い
そんな手間のかかるバーミキュラですが、その美味しさは段違いです。
「確かに美味しいかもー」という程度ではありません。
全然違う! 全然!
野菜ってこんなに美味しいんだ!
って感動しました。
甘いんです、野菜が。
煮込んでただ塩胡椒をしただけなのに、濃厚なんです!
キンピラも作ってみたことあるんですが、砂糖なしでもとっても美味しかった。
随所で砂糖はできるだけ控えるように、と言われていますよね。
健康志向的にも本当にいいな、と。
砂糖なしでこんなに甘く。
あれこれと調味料を入れなくても、ちょっとの塩胡椒でこんなに美味しく。
これはもう、体験してみないとわからない。
慣れてくれば調理は簡単ズボラができる
さらに、お手入れは手間のかかるバーミキュラですが、調理時はズボラできるんです!
無水調理の基本手順としては、
- 野菜など食材を切ってポットに入れる
- 調味料を入れる
- 蓋をして基本の弱火で点火
- 60分〜など煮込む
だけ!
火の強さに慣れるまではちょこちょこ火加減を確認したりしていました。
けれど、だんだん慣れてくると、ぱぱーっと野菜を切って、さっと調味料を入れて、後は火をつけて放置!
お手入れに若干手間のかかるポットだけど、この調理時の手軽さと料理の美味しさでお気に入りの品となりました。
バーミキュラ専用のセットの鍋敷きは必要か
ポットを購入時に鍋敷きも同時に購入。
こちらの商品、中にマグネットが入っておりポットに引っ付く仕様。
想定の利用方法としては、
- キッチンで調理し終わった後、一旦鍋敷きに置く。
- ポットを持ち上げるとそのまま鍋敷きもくっついてくるので食卓へ運ぶ時に鍋敷きを先に用意しておく手間がない!
ということらしいです。
ですがわが家での場合、キッチンの調理場とダイイングテーブルが隣接しているおかげで
- キッチンで調理し終わった後、そのまま食卓へドン!(鍋敷きもキッチンからポイっとすれば届く)
ができてしまう状況でした。
なので、マグネット入りである必要がなく。
また、先にも書いた通りポット自体がなかなかの重さなので、カレーなんかを作った時はポットごと運ばずに各自のお皿によそって運ぶスタイルがほとんどとなります。
そんなわけで、そもそもあまり鍋敷きの出番もなく。
正直言うと、ポットをしまっておく棚で鎮座台と化しています。
ただ、天然の無垢材から作られているこちらの鍋敷き。
木材が好きなもので、見ているだけで本当に可愛いくて癒されます。
うん、買ってよかった! うん……!
バーミキュラ専用鍋つかみ ポットホルダー 気をつけないと油つく
バーミキュラの専用のポットホルダー(鍋つかみ)。
ポットを掴む時も蓋をとる時もこれひとつでできる!
っていうやつなんですが、22cmオーブンポットの取手サイズにミラクルフィットのおかげで鍋フチの油塗ってある黒い部分につきそうなんです。
というか、ついた。
あ〜〜〜ずっと気をつけていたのに〜〜。ショック〜。
普通にシミになっちゃいました。
洗ってみた。
「洗濯していい」とは書いてなかったのですが、「洗濯しちゃダメ」とも書いていなかったので、ネットに入れて洗濯機で洗ってみました。
ん〜〜〜若干シミっぽく残っちゃってるけど、許容範囲です!
鍋つかみに関しては、やはり専用のものなので掴みやすく取りやすいです。
バーミキュラのオーブンポットのどのサイズにも対応しているので、この22cmポットも別で購入した14cmポットも使う時は必ずこの鍋つかみです。
けれど、なければないで普通の鍋つかみが二つあれば代用はできるかな、と。
ただし、バーミキュラのオーブンポットは取っ手部分も本体部分と同じ素材で同じく熱くなるので、厚手の鍋つかみであることは必須です。
実際の調理例 無水カレーを作ってみた
切った野菜をバーミキュラのポットに入れて、蓋をしてしばし煮込みます。
カレーなどを無水調理する時は、玉ねぎ・トマトなどの水分の多い野菜を多めに入れる必要があります。
弱火でコトコト約60分。
水を一滴も入れていないのに、こんなに水分が出てきます。
カレー粉を入れて、また少し煮込んで出来上がり。
野菜からの水分だけで、こんなに美味しそうなカレーができました。
総評 買ってよかった
デメリットのところに書いたように、重たいし気を使うしで、サッと取り出してサッと使うというような気軽さはありません。
けれど、それがデメリットとして気にならなくなるくらいの無水調理の美味しさ。
見た目も可愛いし、「ちょっとあの料理作ってみようかな」と新しい料理作りにも前向きになれます。
暮らしの毎日にある料理で、ちょっといいもの使うとちょっと気持ちがいい毎日に。
基本の22cmポットがあれば、メインどころは大体作れるので本当に買ってよかったなーと感じます。
無水調理のおいしさは本当に本当にすごい! の一言につきるので、気になる方はぜひ!