ずっと欲しいと思っていた生ゴミ処理機。
わが家はPanasonicの家庭用生ゴミ処理機 MS-N53XDを導入しました。
生ゴミ処理機を欲しいと思ったきっかけや、導入して良かった点などご紹介したいと思います。
生ゴミ処理機のメリット 〜生ゴミ処理の苦痛からの解放〜
なんといっても、
- におい・コバエ・シンクのヌメヌメ発生
- ゴミの量・管理
- 水切りネット・小さいビニール袋の補充
という、生ゴミ処理の面倒さ全般から解放されます!
におい・コバエ・シンクのヌメヌメの解消
毎日出る生ゴミ。
気をつけていてもつい発生してしまうにおい、コバエ、シンクのヌメヌメ。
夏なんか特に、すぐに発生しますよね……。
生ゴミ処理機を使えば、その日のうちに「生」でなくなるので上記問題から解放されます。
ゴミの管理が必要なくなる
私の住んでいる自治体では生ゴミが出せるのは週2回の燃やせるゴミの日のみ。
できることならその日のうちに捨てていきたい生ゴミですが、燃やせるゴミの日までキッチンのダストボックスに保管しておく必要があります。
においが出ないようにしたり、ゴミ袋をしっかり閉めて害虫対策したり。
家族で住んでいるとほんの2〜3日の生ゴミでも結構な量になり、そのゴミたちがキッチンの場所をとって煩わしかったり。
早く捨てたいけど、燃えるゴミ専用のゴミ袋がまだいっぱいになってないから、今回捨てるのはまだもったいないかな……となってしまったり。
ちょっとした細かいことではありますが、それらをいっさい考えなくて良くなるのはとてもストレスフリーです。
水切りネット・小さいビニール袋の補充が必要なくなる
普通に生ゴミを処理していた時、地味〜に嫌だったのが水切りネットと生ゴミ用の小さなビニール袋の用意。
これも自治体によると思うんですが、私が住んでいる地域では
- 生ゴミはしっかり水気を切る
- 生ゴミだけでまとめてビニール袋に入れてしっかり口を閉じ、燃えるゴミ袋の中に入れて出す
というルールがあります。
ちゃっちゃと買って置いておくだけじゃんといえばそうなんですが、
- 生ゴミをぎゅ〜っと絞って水気を切る作業だったり
- あ〜そろそろ水切りネットのストック無くなりそうだな〜とか気にしたり
- 無くなるたびにせっせと買いに行かなきゃ行けなかったり
が地味にストレスで。
さらに、水切りネットって一般的にその素材はポリエチレンやポリウレタンなどのプラスチック製。
大量の生ゴミと一緒に大量のプラスチックもまた捨てているんだな……と思うと気が滅入ります。
と、思ったら環境に優しげな水切りネットありました!
https://ecodepa.jp/SHOP/mizukiri_netto_30_mai.html
この、水切りネットやビニール袋の補充がめんどくさい、ゴミがさらに増える、というネガティブな面が、生ゴミ処理機を導入すれば必要なくなります!
後述するバイオ式ですとバイオ基材というごみを分解する材料の定期補充が必要ですが、乾燥式であればかかるのは電気代のみで物の補充は必要ありません。
生ゴミ処理機は環境にもいい!
水分を多く含んだ生ゴミをゴミとして処理することは、
- ゴミ運搬時に量・重さが大きくなり運搬コストがかかる
- 燃やすときに水分が邪魔でより多くのエネルギーがいる
らしいです。
生ゴミ処理機で生ゴミ処理をすることによって、
- 水分が抜ける分だけ量・重さが減り、燃えるゴミとしての総量が減る
- 堆肥にすることができる(そもそもゴミでなくなる!)
ということで環境にもいいらしいです。
生ゴミ処理の面倒さから解放されて、環境にも良いなら導入するしかない! と決めたわが家でした。
生ゴミ処理機のデメリット
とってもおすすめな生ゴミ処理機ですが、
- 初期導入にコストがかかる
- 場所をとる
- ランニングコストがかかる
というデメリットもあります。
初期導入にコストがかかる
安い物でも1万円台〜から。
後述するバイオ式・乾燥式の両方が使えるハイブリット式だと10万超えなどなど。
場所をとる
キッチン台の隅に置いておけるくらいのサイズのものから、小さな冷蔵庫かなと思うくらいの大きさまで。
バイオ式の場合、屋外設置にしなくてはいけないものが多いです。
かつ、雨風を防げる場所という縛りのあるものも。設置場所を整えるのが大変そう。
乾燥式の場合、電源を取る必要があるのでキッチンの中で設置できる場所も決まってしまいます。
レイアウトによっては結構邪魔になってしまうこともあるかも。
ランニングコストがかかる
生ゴミ処理機、どの形式を選んだとしてもランニングコストがかかります。
バイオ式 バイオ基材
バイオ式の場合、バイオ基材というものを定期的に購入して中に入れる必要があります。
物によって値段もピンキリでお手頃価格のものもありますが、いずれにしろこれらを常に用意しておかなくてはならないという管理の手間が発生します。
バイオ基材の置き場所もまた考慮に入れる必要があります。
乾燥式 電気代
乾燥式の場合、電気が必要なのでもちろん電気代がかかります。
かかる電気代は商品によってピンキリ。
生ゴミ処理機の種類と選び方
最初に確認! 自治体の助成金をチェック!
生ゴミ処理機の購入にあたって、自治体から助成金が出る場合があります。
自治体によって助成金が出る条件や買い方に違いがあるのでまずはそれを調べ、その条件にあてはまる物から選択肢を絞って選んだほうがいいです。
せっかく購入前に色々な機種を調べたけど、助成金の条件が適応するのが決まったメーカーのこのタイプのみ、ということも。(わが家がそうだった……)
まずはこれを決める! 乾燥式・バイオ式・ハイブリット式
ゴミ処理機には、
- バイオ式:微生物の力で生ゴミを分解し堆肥化させるタイプ
- 乾燥式 :電力で温風を発生させて生ゴミを乾燥させるタイプ
の2種類と、それらを融合したハイブリット式があります。
屋内か屋外かが決まる
バイオ式は屋外設置が多い。
乾燥式は電源を取る必要があるので、基本屋内設置。
使い方・運用方法が決まる
バイオ基材を適宜投入して手動・電動でかき混ぜる必要があるバイオ式。
生ゴミを入れたらスイッチ入れるだけで基本OKな乾燥式。
種類を選んだらサイズを決める
バイオ式の場合、往々にしてサイズが大きい
乾燥式は、小型の卓上サイズもいくつかありますが、バイオ式やハイブリット式は大体大きい。
小型(ちょこちょこ回す)か大型(一気に回す)か
小型はキッチンの台の上などにも置ける手軽さがあるけれど、
生ゴミ入れる → 回す → 捨てる → 生ゴミ入れる……のサイクルが早い。
大型は、床にどんと据え置きする必要があるけど、
1日分の生ゴミを溜め込んでから一気に回す、ができる。
わが家では、乾燥式の大型(床置き)のPanasonic リサイクラーMS-N53XDにしました!
バイオ式と乾燥式で比較したところ、乾燥式の方が手軽で便利そうという結論に。
さらに、家庭環境から追加でどんどん生ゴミを入れていける大型にすることに。
乾燥式を選んだ理由
バイオ式だと外に捨てに行くのが面倒
バイオ式もいいな〜と思ったのですが、屋外設置式が多いバイオ式。
雨の日も風の日も外に捨てにいくのはな〜どうかな〜と。
定期的にバイオ基材を買うのが面倒
水切りネットを定期的に買わなくてはいけないのが煩わしかったのと同じ感覚です。
「あ〜あれ買わなきゃ〜」って管理するものは極力少なくしたい!
バイオ式は臭いが独特 & かき混ぜるのが面倒らしい(手動式の場合)
夫がバイオ式の利用経験あり。
堆肥として使えるのが早かったり、手動でかき混ぜるタイプにすれば電気代もかからなかったりと、本当にエコなのはバイオ式の方なのかなーと思いつつも。
結局、捨てにいくのもかき混ぜるのも面倒になって、全然使わなくなって放置してしまった……
という夫の話を聞き。
確かに、エコの面でいえば電気を使わない手動式のバイオ式がいい! とは思いました。
けれど、結局面倒になって生ゴミ処理をやらなかったら本末転倒というもの。
大型を選んだ我が家の環境
大は小をかねる!
1日に何回も生ゴミ処理機を回したくない
パリパリキューのような小型サイズも気になっていました。
これだと、三角コーナー代わりに流しの横に置いておいて、そのままポイポイ入れていけるので良さそう、と思いました。
けれど、容量が心配だなーと。
一度生ごみ処理機を回し始めたら次の生ゴミが入れられない?わけですから、結局生ゴミを仮おきする三角コーナーが必要になってきてしまう。
大型にして、その日の生ゴミを都度入れる。そして1日の終わりに一気に回す! がしたい思い大型にすることに。
どんどん生ゴミの追加投入をしたい
購入したPanasonicのリサイクラーだと、回して生ゴミが乾燥し終わった後に次の生ゴミを追加投入できます。
約1ヶ月ほどで容量がいっぱいになってくるので、その頃に捨てにいきます。
これが小型だと、容量がすぐいっぱいになって頻繁に捨てることになるので、設置場所さえ許せば大型の方が楽は楽。
Panasonic のリサイクラーを選んだ理由
これしか選択肢がありませんでした!
「乾燥式の大型」まで絞り込んだ段階で、先の助成金の条件から選択肢はこれだけに。
購入して実際に使ってみて、特に不満点なく便利に使えています。
生ゴミ処理機 導入してよかった点
生ゴミ処理の苦痛からの解放
一番最初に書いた、
- におい・コバエ・シンクのヌメヌメ発生
- ゴミの量・管理
- 水切りネット・小さいビニール袋の補充
から解放されました!
本当に、日々すごく楽なのを感じています。
ちょっとしたことだと思っていたけれど、地味にストレスだったんだな〜と。
そして、我が家では乾燥化したゴミはゴミとして捨てずに庭にまいて堆肥に利用するスタイルにしました。
なので、今までゴミとして捨てていたものがゴミではなくなったという、もったいない精神からの解放もとても大きいです。
我が家はお茶を飲むのも多いので、飲んだ後の大量のお茶っぱを入れられるのもすごく助かっています。
お茶っぱ、ふりかけにしたり掃除に使ったりと活用方法はあるものですが、なにぶん飲む量が多く追いつかなくて。
今まで全部ゴミにしていて、水分も多いから処理が大変だったりすぐ生ゴミ袋いっぱいになったり……となかなかのウェイトを占めていたお茶っぱですが、今は全部畑の肥やし! と思うと、心が軽い。
1日の流れ
乾燥式の大型にしたので、
- 毎食の生ゴミを入れて蓋をしておいておく。
- 1日の終わりにスイッチ押すだけ
- 1ヶ月くらい経って乾燥後のゴミがいっぱいになってきたら庭にまきに行く
というのが基本形です。
三角コーナー代わりに大きめのタッパーを用意し、調理中は都度切った野菜くずなどをポイポイ。
食事後、タッパーに入れておいた野菜の切りくず、お皿から出た生ゴミ、シンクに流れ落ちた生ゴミをささっと集めて生ゴミ処理機にポイポイ。
蓋をしておけば臭いは全然もれないし、仮に開けたとしても1日〜1日半くらいはそんなに臭いも発生していません。
それを朝昼晩と続けて、晩御飯が終わった後にスイッチを入れて処理開始。
Panasonicのリサイクラーは、乾燥後に中のゴミの容量がいっぱいになっていなければ、続けて次の生ゴミ投入が可能なので、次の日もそのまま食事のたびに処理機にポイポイです。
赤い矢印のある線の部分まで生ゴミを入れられます。
毎日まわして半月ほどでまだ容量半分くらい。
そうして、我が家は1ヶ月ほどで容量がいっぱいになるので、その頃やっと庭にまきにいきます。
乾燥後のゴミを堆肥にする場合、本格的な土づくりをする方法もありますが、簡素な方法だとそのまま土に埋めてしばらく放置でOKです。本当に楽。
乾燥後のゴミは、そのまま燃えるゴミとして出してもOKです。乾燥しているので、におい・ヌメり・etc.が一切なしです!
電気代はかかりますが、体感としてびっくりするくらいあがってしまった、ということもなく。
この手軽さを手に入れられたなら、本当に導入してよかった〜と思えるくらいの電気代です。
音はどれくらいうるさい? 体感として洗濯機くらい
そこそこ大型なので稼働音はするにはします。
けれど、体感として洗濯機くらいで、「うるさくてしょうがない!」ということは全くありません。
わが家ではいつも晩御飯片付け後のリビングでリラックスタイムに回しています。
就寝時に回しても気にならない程だけれど、アパート・マンション住まいの方やどうしても気になる方は、朝、出かける前にスイッチを押す、だと安心かもしれません。
臭いはどれくらいする? 蓋を閉めれば全然もれない!
蓋がしっかりしているので、よほど匂いのきつい残り物などを入れない限り、1日くらい生ゴミをそのまま入れていても全然匂いはしてきません。
乾燥が終了した後、すぐに蓋を開けると若干ふわっと臭うことはあります。
けれど、これは中に何を入れたかによりますが、野菜クズばかりの時はむしろ出来立て野菜チップスのような香ばしい美味しい匂いがします!笑
使い始めて数ヶ月経ち夏の時期も経験しましたが、匂いで困ったことは一度もありません。
他に気になっていた生ゴミ処理機たち
LFCコンポストセット
一人暮らしだった時代、「これいいな〜」と眺めていました。
部屋に置いておいても見た目が可愛いし、手軽にできそうでいいな〜と思っていました。
けれど、バイオ基材を定期的に追加購入しなくてはいけない点とせっかく堆肥が作れても庭がなくて活かせない点を悩んでいるうちに一人暮らし卒業に。
生ごみ処理器「キエーロ」
購入したPanasonic の乾燥式の生ゴミ処理機は、油もの、水分の多いものは基本NGです。(できなくはないけど、乾燥しにくくなる)
そういった生ゴミが出た場合は、古布に吸わせて燃えるゴミとして処理しています。
ですがこの「キエーロ」だと、生ゴミであれば基本なんでもいけるとのこと!
ラーメンの汁とかも入れられるのは本当に優秀!
ちょっと色々余裕出てきたら検討したいな〜と。