みなさん、布ナプキンってご存知ですか?
生理中に使うナプキン、それの布でできたナプキンのことです。
本来は生理中に使うものですが、実際には妊娠中にも大活躍でした。
今日はそんな妊娠中にも布ナプキンがおすすめな理由をご紹介。
筆者はもともと布ナプキン利用者
もうかれこれ8年近く布ナプキンを愛用しています。
そんなある日、妊娠が判明。
妊娠中〜授乳中は生理ないんだよな……。今持っている布ナプキン、もう数年越しのヘビーユーズだしこれを機に整理しようかな。
と考えておりました。
ですが!
実際は、妊娠中でも布ナプキンの活躍場面は多数!
むしろ、非妊娠期の頃より使用頻度は増えて、ほぼ毎日つけていました。
あの時捨てなくてよかった〜と思ったので、すでに持っている人は捨てないで!
まだ使ったことない人も、そのメリットを知って是非使ってみてください♪
妊娠中にも布ナプキンがおすすめの理由5選! 布ナプキンを使うことのメリット
1.ナプキンを使うシーンが多い
初めての妊娠。
話には聞いていたけど、色々と自分の身体に起こる変化。
その各所で「布ナプキン持っててよかった!」と思いました。
おりもの
人によると思いますが、私は結構量が多かったタイプ。毎日出ていました。
「妊娠中は特に清潔を保つように」ということで、ナプキンを頻繁に替える必要が。
紙製のおりものシートやライナーでも良いのですが、毎日結構な頻度で替えていたので、もったいない心が芽生えてしまうんですよね……。
布ナプキンなら、ちょっと汚れたらササッと手洗いして干してまた翌日使える。
躊躇なく使えるのがよかったです。
尿もれ
こちらは、妊娠後期から特に。
ふとした時やくしゃみした時など、出てしまうんですよね〜。
そんなとき、布ナプキンをつけておけば布ナプキン分の層があるので、被害が少なくて済みます。
交換も、ショーツごとだと面倒ですが布ナプキンだけをささっと交換できるので楽チンです。
不正出血・茶おり
突然の不正出血や、「茶おり」と呼ばれる血液が少量混ざったおりもの。
下着を汚さないためにも、これらをカバーするのに布ナプキンは有効です。
内診後の出血
病院の検診の際は「内診後に出血があることもあるのでナプキンを用意してくること」と指示されていました。
実際に出血があってからナプキンをつけるでも良いのですが、「汚れるかもな」ってそわそわするの嫌じゃないですか。
「汚れるかもしれないけど、汚れないかもしれない」という場面で、とりあえず装着しておくがためらいなく出来るのが布ナプキンの良いところ。
紙ナプキンをとりあえずつけておいて、何もなく綺麗なままの紙ナプキンを捨てるの勿体無いですからね……。
会陰オイルパック
妊娠後期で、会陰マッサージのことを調べていてたどり着いた会陰のオイルパック。
こちらで示された通り、オイルを浸したコットンをナプキンに広げて一晩装着します。
これを私は布ナプキンでやっているのですが、翌朝、布ナプキンがオイルでしっとりしているので、「肌の方じゃなくて布ナプキンの方にオイルが浸透しちゃってる?」状態です。
正直これについては布ナプキンが正解かどうかはわかりません。笑
けれど、今更このために紙ナプキンを買ってくるのもな〜とそのまま布ナプキンで続けています。
破水
臨月近くになると、突然前触れなく破水することがあるので外出の際は大きめのナプキンをつけるようにと言われるようになります。
こちら、夜用の紙ナプキンでももちろんいいんでしょうけど、つけて外出して、でも何も起こらず帰ってきた時。
これまた使い捨ての紙ナプキンだともったいないですよね……。
布ナプキンであれば、汚れていなければそのまま下着と同じく洗濯機にポイして洗ってまた使えるので、エコ&経済的です。
おしるし
妊娠前、私はこの「おしるし」というものを知りませんでした。
出産が近くなった時、卵膜が剥がれて起こる少量の出血のことだそうです。
ネットの体験談や雑誌などに載っていて、そんなのもあるんだ〜と。
こちらも、予期できず突然出てくるものなので、万が一のために常につけておくのに布ナプキンは便利なのです。
悪露
こちらは産後の話。
悪露とは、子宮内膜や分泌物などが血と混じって出てくるものです。
産後すぐは量も多いので通常は「産褥パッド」という専用のナプキンのようなものを利用します。
が、量が減ってきた頃は普通の生理用ナプキンに切り替える人も多いそうで。
こちらは産後で忙しい&汚れも強いかもということで、紙ナプキンでもありだな〜と思いますが、長い人だと1ヶ月近く悪露が続くそうで。
それだけ長期間つけているなら、布ナプキンの方が使い心地は絶対にいい!
色々と述べてきましたが、そんなわけで、妊娠初期〜後期・産後に至るまでナプキンを使う場面はたくさん!
もちろん普通の紙ナプキンを使用するのでもいいのですが、後述する残りのメリットから布ナプキンを使うのがとってもおすすめなのです。
2.エコ&経済的なのでためらいなく交換できる
布ナプキンおすすめの理由2つ目です。
使い捨てではなく、洗って何度も使えるのでエコかつ経済的。
なので、汚れたナプキンもゴミや金銭的なことを考えることなくすぐ交換!
特に私は貧乏性で、おりものなどでちょっと汚れただけの紙ナプキンをすぐに交換するの「もったいないな〜」と思ってしまうことも。
でも衛生面を考えて交換しなきゃ、っと心苦しくも交換して。
そして大量に出るトイレのゴミの処理もまた面倒で。
在庫がなくなってきたらまた補充しなくてはいけなくて。
それが布ナプキンだと、洗って何度も使えるので交換するのに躊躇しないし、買い足しをする必要もないしで、いいことばかり。
洗濯も、軽い汚れなら手でささっと洗って洗濯機にポイで済むので楽チンです。
3.念の為でつけておける
内診後の出血や破水などがこれにあたります。
「汚れるかもしれないし、汚れないかもしれない。でも万が一出た時のためにつけておかなくてはいけない」
そんな時に、布ナプキンなら迷いなくつけておけるのが本当に良いところ!
汚れなかったらそのまま洗濯機に入れて普通に洗えばいいのでノーストレスです。
4.冷えとり・ムレ改善
冷えとり・ムレ対策は生理中の布ナプキンを使うメリットとしてもよく話されていることです。
私自身は、布ナプキンに変えて「暖かくて気持ちいいな」くらいの体感はありましたが、「冷えがとれた!」と実感したことは正直ありません。。
ですが、ムレは劇的にその効果を感じました。
夏の暑い日、汗をかいて紙ナプキンがぺちょぺちょしてくるあの感じ! あれが本当に苦痛で仕方ありませんでした。
それが布ナプキンに変えたら、汗を吸い取ってくれるのか常に快適!
夏に布ナプキンなんてつけたら、暑いんじゃないの?
とよく聞かれますが、通気性の良い綿100%素材の布ナプキンをを使っていると、つけているのを忘れてしまうくらい快適です。
(布ナプキンの中には、防水シート入りのものもあります。そちらは使ったことがないので、通気性やムレ具合は不明です。)
妊娠中は特に冷えが大敵ですし、先にあげた通りおりものや尿もれ対策などで夏も毎日つけるならムレないのは本当に大事。
5.長時間・長期間つけておいても快適
エコとか経済的とか便利とか色々と良さはあるのですが、何より布ナプキンはつけていて気持ちいいのです。
柔らかなコットンに包まれて。
冬はホッと暖かい感じ。
夏はムレなく爽やかな感じ。
1日中つけているのはもちろん、長い期間つけておいても快適で不快感などが全然ありません。
紙ナプキンを使っていた頃は、こうはならなかったよな〜と。
約7日間で終わる生理期間ですら肌トラブルや不快感を感じていた紙ナプキン。
肌もよりデリケートになり数ヶ月にわたってつける場面が出てくる妊娠期間中こそ、布ナプキンはおすすめだな〜と思いました。
妊娠中に布ナプキンを使うことのデメリット
いいことづくめの布ナプキンですが、デメリットも少々。
洗濯というひと手間はかかる
使い捨てじゃない、洗って何度も使える!
というメリットは、反してデメリットにも。
血液などがついた布ナプキンの洗い方は、
- アルカリウォッシュなどを溶かしたバケツでつけ置き
- 汚れが緩んだら手で洗うor洗濯機で洗う
- 干す
- (詳しくはこちら)
と、慣れてしまえばそれほど苦なくできます。
けれど、これが例えばつわり中とか体調悪い時とかは、なかなか毎日はできないですよね。
特に子宮内膜などが混ざる悪露などは、ちょっと落ちにくい時もあるだろうな〜と。
(普通の生理の時でも、鮮血が多めの1〜3日目の汚れはスルッと落ちますが、終わりかけのちょっと粘度が増した血液は落ちにくかったりします……)
そんな時は、無理せず紙ナプキンに戻したり、体調の良い時だけ使ったりなど、併用をすることをおすすめします。
私自身、妊娠初期の頃に不正出血が数ヶ月続いたのですが、流石に数ヶ月毎日となると大変で、途中に紙ナプキンを挟んだりしていました。
おりものや尿もれの時は布ナプキンで、出血時など洗濯の手間が発生する時は紙ナプキン、と使い分けてもいいかもしれませんね。
初期コストはかかる&すぐには手に入らない
1パック数百円で売られている紙ナプキンと違い、布ナプキンはきちんとしたものを購入すると1枚数千円します。
さらに、つけ置き用のアルカリ剤やバケツも導入するとなると、プラスで初期コストがかかります。
また、紙ナプキンなら薬局やコンビニでもすぐに手に入りますが、布ナプキンとなるとなかなかお店では見かけないですよね。
ネットでの購入が主になるかと思うのですが、選んだり配送を待ったり……と多少の手間はかかることになります。
布ナプキンを購入するなら
無地がおすすめ
布ナプキンをネットで検索すると、可愛い柄のものがたくさんヒットします。
が、個人的には無地(無漂白)がおすすめ!
なぜなら、おりものの色や見た目などをチェックする必要があるからです。
不正出血が起きた時もすぐに産院にかかる必要があるので、カラフルすぎる柄があると見つけにくいんではないかな〜と思います。
見た目が可愛いと気分があがるし、汚れも目立たないという利点もあるんですけどね。
また、次の項でも説明しますが、染色の際に漂白剤や染料などの化学薬剤が使われている製品もあります。
安全な薬品で染色している製品ももちろんあると思いますが、現状どんな方法で製造されたか見分ける方法が少なく。
デリケートな部分に使うものだから、できるだけ自然のままがいいな〜ということで無漂白推しです。
植物染の製品でもっと可愛いの増えたらいいのにな〜。
オーガニックコットン製がおすすめ
こちらも個人的なおすすめ。
品質がいい、農薬等を使っていないので身体にも環境にもいい、と色々メリットがありますが、
何よりオーガニックコットン製は本当にふわふわで気持ちいい! プラシーボかもしれませんが。笑
オーガニックコットンが気持ちいいのは、収穫の際に薬品を使わず丁寧に手積みで収穫するからという理由もあるのだとか◎
大切な赤ちゃんを育てる重要な期間、ちょっとでも身体に心地良いものを使って不調を乗り越えていきましょう!
おすすめメーカー
サイトのブランドのこだわりなどを読んで「ここは」と思ったメーカーさんたち。
こちらの布おむつを購入しましたが、本当に手触りよく気持ちいいです。
オーガニックコットンで有名なプリスティンさん。
縫い糸やタグまでオーガニックコットンという徹底ぶり。
子育て中のお母さんが制作に関わっているというところが親近感が湧くポイントです。
ただ、肌にあたる面ではないところの生地の色は、植物染などではないとのことです。
妊娠中10ヶ月ほぼ毎日布ナプキンをつけていた感想
非妊娠時から愛用していた布ナプキン。
妊娠中は出番がなくなるかと思いきや、思いのほか普段より使用頻度が増えほぼ毎日つけていました。
この10ヶ月、冬も夏も布ナプキンと過ごしてきましたが、肌トラブルも不快感も一切なく。
洗濯も慣れてしまえばそれほど苦なくできるし、万が一のためにとりあえずつけておくというのが本当にストレスがなくて助かりました。
改めて、使っていて心地良いなー持っていてよかったなーとなりました。
まだお持ちでない方も早く買えばそれだけ長く活用できるので、おりもの用など小さいものからぜひぜひ始めてみてください。