トッポンチーノとは
イタリア語で「小さなまくら」を意味する言葉。
「モンテッソーリ教育」という教育法で推奨される、赤ちゃん用の小さなお布団のことです。
抱っこの時にトッポンチーノごと抱えて抱っこしたり、どこかに寝かせる時もトッポンチーノの上に寝かせたり。
常に同じ感触でいることで、赤ちゃんが安心するそうです。
私がこのトッポンチーノのことを知ったのは、モンテッソーリ教育の本を読んでいた時。
抱っこしやすい、背中スイッチが発動しにくい、ちょっとしたところに寝かせておけるetc. と色々いい点があるそうです。
何より、
という説明を読んで。
なんて動物的!
となぜか強く興味を惹かれてしまったのでした。
トッポンチーノの代用を考えてみる
モンテッソーリ教育的にも、子育て便利グッズとしても、トッポンチーノはとっても良いアイテムのよう。
けれど、その使用可能期間が短いというデメリットがあります。
通常は、新生児〜寝返りをうち始めるか、トッポンチーノより大きくなる3ヶ月頃までとのこと。
うーん、この2、3ヶ月のために導入するかどうか……。
なんとか代用を考えてみました。
トッポンチーノの基本のサイズ
市販のトッポンチーノと呼ばれるものをいくつか見てまわったところ、サイズ感は以下の通り。
- 40cm × 65cm
- 40cm × 70cm
- 40cm × 65cm
- 48cm × 65cm
などなど。
考えた自作の代用品 枕カバーに綿つめるのでいけるのでは
このサイズ感……。
枕!!
すでに自分が使っている枕カバーを使えば、お母さんの匂いはぷんぷんに染みついています。
この中に、これまた自分がすでに使っているタオルケットなどをいい感じに畳んで詰め込めばいけるのでは……!
そうでなくても綿など買ってきて詰めたらなんとかいけるのでは!
3ヶ月後にトッポンチーノを卒業した後、バラかせば他の用途にも継続して使えます。
代用をやめた流れ
と思っていましたが、やっぱり代用はやめました。
まず、自分がすでに使っている枕カバーはさすがにちょっと可哀想と思い、新しく購入しようかなと。
けれどそうすると、すでに自分の使っている枕カバーは十分枚数はあるわけで。
「3ヶ月後に他の用途で使える代わりのもの」という観点では、結局使わない枕カバーが増えるという点では代わりになっていないなーということで。
さらに、自身が使っているタオルケットを枕カバーサイズに折りたたんで詰め詰めしてみたのですが、それだとやっぱりハリがなくクタっとしてしまいます。
「これでは首がぐらぐらな新生児は抱っこできない」と不安な仕上がり。
何よりトッポンチーノを導入するか代用で済ませるか悩みまくっていたある日、
ついにトッポンチーノをルンルンで買いに行く夢を見てしまいました。
どんだけ欲しいんじゃ!
ってことで大人しく導入を決意。
私の喜びはプライスレスってことで。
材料
導入を決意したトッポンチーノ。
せっかくなので手作りすることにしてみました。
縦65×横40のサイズで以下サイズが必要です。
トッポンチーノ必要材料
カバー:オーガニックコットンWガーゼ 90巾×90センチ
https://sewingschool.hapimade.com/topponcino/
布団中布:オーガニックコットンブロード 90巾×70センチ
布団中わた:オーガニックコットン綿(わた)シート300g
生地:hapimade(ハピメイド)さんのトッポンチーノ手作りキット
こちらで販売されているキットを購入。
初めは布を買ってきてなんとか1から手作りできないか……と思っていましたが、なにぶん裁縫初心者すぎるもので。
カーブどころか、布をまっすぐ切ることすら苦戦する私。
せっかくのトッポンチーノ、ガタガタになったら嫌だ! ということでキットを購入させていただきました。
こちらのサイト様にはミシンを買う前から「ミシンの選び方」「バイアステープとは」などで非常にお世話になっているサイト様。もう随所の記事を穴が開くほど熟読させていただいています。
いつもありがとうの意味も込めて。
中綿カバーと本体カバーと替えカバー。
この動物柄が可愛くて惹かれました!
ネットで探すと他にもキリンさんやパンダさんも。
キットの生地はすでに裁断されており端もロックミシンで処理済み。初心者にとっても優しいキットでした。
作り方等の説明書は入っていないので、先のリンク先を参照して作ります。
中綿:増田製綿工場さんのオーガニックコットン中綿シート
市販のトッポンチーノの何があれって、表面カバーはオーガニックコットンでも中綿はポリエステルというのが多々あるんですよね。
ここは中綿もオーガニックコットンでいきたい! ということで先のサイトのおすすめにもあった増田製綿工場さんで購入。
何がありがたいって、「主な用途」に「トッポンチーノ」と明記されていること!
超初心者なものでね、中綿の種類の違いとかもよくわかっていないので、間違えてぬいぐるみ用の買ったらどうしようとかいう不安なく買えるのがとても助かります。
あー! もうすんごいふわふわ! ふわふわ!
気持ちいいです!
縫い糸:増田製綿工場さんのオーガニックコットンミシン糸
増田製綿工場さんでは他にもオーガニックコットン100%のミシン糸も購入。
糸単体で購入してもまた送料が別でかかってしまうので、同じところで購入できたので非常にありがたかったです。
手作りトッポンチーノ 材料のお値段
- 生地キット:4,950円+1,980円(替えカバー)+300円(ネコポス送料)=7,230円
- 中綿:1,210円+880円(ミシン糸)+990円(送料)=3,080円
ということで、トータル10,310円(税込)!
替えカバーとミシン糸なしならトータル7,450円です。
作ってみた
作り方は先ほどのこちらを参考にさせていただきました。
もう何回も抜けまくる。笑
頑張って綿のシートを形整えてお布団作ってカバー作って……
……できた!
きゃーカワイイ!!
出来上がったサイズをみると思いのほか小さくて、「こんなに新生児小さいんだ……」とドキドキです。
もう端っこ謎に布が余ってるし線はガタガタだし、初心者丸出しです。笑
でも、夢にまで見たトッポンチーノ、「ついに作ったー!」感で、満足です。
夫も綿を詰めるのを手伝ってくれたりして、父と母の共同作業でわが子を迎える準備ができたのも良き思い出です。
本日から早速寝床に入れて、ハグハグしたいと思います。
トッポンチーノの匂いの付け方に迷う
さて、出来上がったトッポンチーノは出産前からお母さんの寝床に入れておいて、匂いをつけてあげる必要があります。
けれど、現状寝床への入れ方に迷い中。
本体にカバーをかけた状態のものと、替えカバーとを布団の中に入れたいのですが。
抱き枕のように抱えて、せっかくのふわふわを潰したくない。
そう思って、そっとお腹の上に乗せる形で就寝するのですが、寝相の悪い私、朝になるとしわくちゃになって布団の角に追いやられていたり、ベッドから落ちていたり……。
カバーがどんどんしわしわになっていくし、本体もこれ綿寄ってきてない? 大丈夫?? と心配です。笑
んんーせめて布団の中に入れるのはカバーだけにして、本体は退避させた方がいいのでしょうか。
トッポンチーノ卒業後の使い道は?
こちらはまだ何も考えておりません。
ちょうど枕サイズなので、大きくなったら枕として使ってくれないかななんて。笑
まー何かしら考えてみたいと思います!
トッポンチーノを数ヶ月使ってみての感想
産前に用意したトッポンチーノ、産まれてからずっと毎日使用しております。
使い勝手の感想を一言で言うと、
絶対に必要ではないけれど、あったらすごく便利!
です!
とくに新生児期の最初の1ヶ月、抱っこで非常に助かりました。
詳しくはこちらをどうぞ。
その他キット販売場所
私がネットで調べた範囲内ですが、以下でも手作りキットを販売されています。
それぞれ完成品も販売されておりますので、興味のある方はお好きな方でどうぞ。
送料込みで9,100円。
送料込みで7,690円。